パプアキンイロクワガタ WD
通称 パプキン
学名 Lamprima adolphinae
原産国 パプアニューギニア島 アルファック山
2015年
パプアキンイロクワガタは私が好きなクワガタの一つです。
いつかはパプアキンイロクワガタだけの標本箱をつくりたいです。
クワガタらしくない顎をしており、サイズも小さいので好き嫌いが分かれるクワガタでしょう。
このクワガタの魅力はサイズよりも光沢のあるカラフルな体色でしょう。さらに個体によう異なる体色をしており一匹として同じ体色の個体がいないとまで言われています。
人気な体色はブルーや単色の個体です。
ライフサイクルが早く幼虫も3ヶ月程度で成虫になりますのでブリードしなが自分のお気に入りの体色にもっていくことも可能です。
小さく、スペースもそこまで取らないためが学生の時は数百匹飼っていた時期もありました。
パプキンが好きすぎて現地まで行ったこともあります。
場所はニューギニア島のインドネシア領です。町から半日以上車で移動し、村までいきました。その間の道はとても悪く何度も川を横断しなくてはならず、4WDの車でなくては行けないような道でした。
現地では木ではなく野菊のような雑草にいました。オスの前足にある扇状の突起物で茎を切り汁を吸います。
多くの個体がオス単体ではなくメスと共におりメスを守るようにオスが覆いかぶさっていました。
村に住む人達は私がパプキンを採取をしているのを気づきどんどん捕まえ、持ってきてくれるのでじっくりと野生の生態を観察することができませんでした。なのでオスが茎を切っているところは見ることができませんでした。
標高が高いためそこまで暑くなく、夜はむしろ寒く暖をとりながら寝ましたが寒すぎてなかなか寝ることはできませんでした。
食事は麺に米に芋とほぼ炭水化物で構成されており、肉料理などはなかったです。
このような道の脇にもパプアキンがいました。
時期によればトリバネアゲハもいるようですが、この時は見つけることはできませんでした。
他の甲虫もいなく、パプアキンイロクワガタのためだけに来たようなものでしたがとても素晴らしい体験ができたと思っております。
この村にはまだ電気、水道、ガスが通っていなくみな自給自足のような生活をしていましたが住民達はのんびりしていました。
日本ではオスのブルーの個体は少なく人気がありますが、現地ではブルーに近い個体も他のカラーと同等程度にいました。
また行きたいですが、距離も遠くこの村に行くには車をチャーターしなくてはならず、金銭的にも厳しいです。